就活が怖かった私を変えた一本の映画|VODで出会った“人生の分岐点”
就活が怖かった私を変えた一本の映画|VODで出会った“人生の分岐点” 目次 将来が不安でたまらなかった、あの頃の自分へ 何気なく観た“あの作品”が、心に刺さった どうして心が動いたのか?―作品が教えてくれた“生き方のヒント” 実際に起こった変化|行動してわかったこと おすすめの「人生が変わるVOD作品」3選(+各サービスの紹介) 人生を変える出会いは、画面の向こうにもある 将来が不安でたまらなかった、あの頃の自分へ 「就活って、結局何を基準に選べばいいんだろう?」 これは、大学3年生だった頃の私が、毎日のように頭の中で繰り返していた言葉です。周りの友達は次々と内定をもらい、キラキラと未来を語っている。一方で私は、何一つ確固たる軸が見つけられず、ただただ焦りと劣等感ばかりが募る日々でした。このままではいけないと分かっていても、どうすればいいのか分からない。そんな現実から目を背けるように、私は毎晩のように VOD (ビデオオンデマンド)で映画を見ていました。それが唯一の現実逃避であり、自分を取り戻せる時間だったんです。 何気なく観た“あの作品”が、心に刺さった そんなある日、本当に何気なく選び、再生ボタンを押した一本の映画がありました。それが、ウィル・スミス主演の 『幸せのちから』 です。 ホームレスになりながらも、幼い息子を養うために必死に努力する主人公クリスの姿は、まさに壮絶の一言。朝から晩まで駆け回り、睡眠時間を削ってまで知識を吸収し、わずかなチャンスをものにしようと奮闘する彼の姿は、まさに やる気が出る映画 そのものでした。 特に心に刺さったのは、クリスが息子に語りかけるこのセリフです。「人から『お前には無理だ』と言われたら、聞くな。夢を追いかける人間は、その夢を掴もうとしない人間から、そう言われるんだ」。この言葉を聞いた瞬間、私は涙が止まりませんでした。周りの目ばかりを気にし、失敗を恐れて何も行動できないでいた自分。クリスの真っ直ぐな言葉が、私の凝り固まった心を叩き起こしたんです。就職活動で自分の「やりたいこと」が見つからない、と悩んでいた...